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2010年5月17日 (月)

「AL MINA」(地中海レストラン/パレスチナ食堂)

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現地の味つけを忠実に守りながら、これだけ上品にまとまったマンサフ(羊肉の煮込みとヨーグルトをかけたご飯)を食べたことがない!

この料理が食べられるのは、2010年2月に神田にオープンしたばかりの都内唯一のパレスチナ料理店「AL MINA(アルミナ)」。日本人にとっては、新しい味でとっつきにくい料理だと思うのだが、すでに、口コミでこのお店の人気NO.1メニューになっているというのだから驚きだ。

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ここの料理は、どれも品がありながらも現地の味を忠実に守っている。それもそのはず、15歳の頃から料理人として修行をしてきたシャーディさん(イスラエル国籍を持つパレスチナ人)は、イスラエルでイエメン料理やイタリア料理のお店で修行。日本では、カルロスゴーン夫人のレストラン「マイレバノン」で料理を作り続けてきたベテラン料理人。

そんなシャーディさん念願のお店の名前は、彼の故郷である「港」(アラビア語でmina)と娘さんミーナの名前にちなんでつけられた。看板に地中海料理と書かれているのは、将来的にバラエティに富んだ他の地中海諸国の料理もメニューに加えていきたいと考えているからだそうだ。

「お店は、カジュアルでありながら、一流の味を。」とシャーディさんはいう。パレスチナの料理の味は、結婚式で伝統的な料理を作る叔父から学んだという。叔父の伝統的な味と長年の料理人としての経験が見事に融合したのが、このお店のマンサフには、にじみ出ている。

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※写真はマンサフ

また、現地ならではのメゼ(中東周辺で食べられる前菜料理)もたまらない。私が現地でよく食べていた、ホンモスの上に羊をトッピングするエクストラホンモス(フムスビッラハム)があるのもうれしかった。羊の脂とフムスが解け合う味は、中東定番の料理2つが重なった感じがして大好きなのだが、日本の中東系のお店であまり見たことがない。当たり前すぎてメニューに入れないのかも知れないが、そんな当たり前のものがパレスチナ料理店としてメニューに含まれているセンスも中東料理ファンには、たまらない。

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※写真はエクストラホンモス

日本の繊細なタッチで、故郷の味を表現するこのお店は、まさに東京ならでは。お店の評判がブログなどを通じて、オープン数ヶ月にしてすでに金曜と土曜の夜は、いつも予約でいっぱいだとか。多くの日本人が、今まで口にしたことのないマンサフを食べにくるという。「このお店を通じて、紛争以外のパレスチナを知って欲しい」。シャーディさんの想いは、順調にMINAを船出しているようだ。

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「AL MINA」店長シャーディ・バシールさん。お店は、日曜休日。ランチもやってます。
住所:千代田区神田多町2-2-3 元気ビルB1 TEL:03-5297-3789

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